キャブは、スタッドボルトごと抜かないとフレームが邪魔して外れません。スタッドボルトリムーバーを使って抜き取ります。
燃料タンクには腐りかけたガソリンがチャプチャプしているので、廃油受けにガソリンだった液体を排出しました。一緒にタンク内に少し残っていた埃等も清掃します。
やっとプラグにアクセスできるようになったので、プラグレンチでプラグ取り外すと、完全に乾いてます。燃料が来ていない証拠ですね。プラグはワイヤーブラシで磨いておきました。
そうなると、怪しいのはキャブと言うことで、フロート側からメインジェットを覗くと緑青みたいな物質がメインジェットを覆ってます。原因判明です。
メインジェットは固着しているので、ジェット専用ドライバーでもびくともしません。舐めそうなので、取り外しは断念です。
キャブクリーナーを探そうとケミカル剤の山と化してるツールワゴンをかき分けても、一向に見つかりません。ガスケットリムーバーやエンジンフォーミングクリーナーとか、ちょっと使えないものばかり出てきます。
仕方ないので、WD-40を大量に吹きかけ、キャブジェットクリーニングニードル(簡単に言うと針です。)でカリカリと緑青もどきの物質を削っていきます。メインジェットを傷つけて内径広げては、元の木阿弥なので、細いサイズから順に削っていきました。
このニードルは、以前仙台勤務時にディーゼル発電機の噴射ノズルチップの再生をなんとかしようとアストロかストレートで自腹で購入していたものです。今頃になって活躍です。
20分ぐらい格闘し、緑青もどきの物質はきれいに落ちました。パーツクリーナーでWD-40を落としてキャブの清掃は完了です。
そんなに大げさな分解はしなかったので、さっさと組み上げてしまいました。
オイルとガソリンを買ってきてエンジン始動にたどり着けたらと思います。ほかに原因があったら落ち込むよね・・・。